履歴書の添え状の書き方

添え状を書くときの注意点 その2

履歴書の添え状に使う言葉についてお話ししている続きです。文頭、文末に使う「拝啓」や「敬具」と言った表現の他にも定型文が存在します。

 

ご存じない方も多いでしょうが、それは「謹啓」と「謹白」という言葉です。
これは実は「拝啓」よりも、ずっと畏まった書き方ではありますが、最近はあまり使われていないようです。
無理してこのような書き方をするよりも、一般的なビジネス文書で使われるのは、やはり「拝啓」ですので、これをそのまま添え状には使えばよいでしょう。
「前略」や「草々」という書き方もありますが、これは「拝啓」よりも軽いものです。
ビジネス文章に使用することはありませんので、もちろん履歴書の添え状には使うことはありません。

 

また「ご清栄」と「ご清祥」という表現もありますね。
これは両方、相手の健康を気遣う葉です。
企業に送る場合はその会社の繁栄を願う意味の「ご清栄」が一般的です。

 

違う字を使った同じ読みで「ご盛栄」という言葉もあります。
これはどういったときに使う書き方なのでしょうか。
「ご盛栄」は商売繁盛と言う意味があります。
ですから、特に病院などではこれを使うと不謹慎ですね。
商店に関することに使うことは良いのですが、受け取る側によっては別の意味でとられることもありますので注意が必要です。
ですから履歴書の添え状には一般的な定型文である「ご清栄」を使うほうが良いと思います。
パソコンで変換していても、どちらも出てきますので迷う人もいると思いますので、覚えておくと便利でしょう。

 


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